漆黒のダイヤモンド

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3月初旬、今年もあの場所へ"彼女"に逢いにやって来た。

ここに来るようになって、もう7、8年程になるだろうか?

当時、磯ヒラを求めかなりストイックに宮崎〜鹿児島エリアを走り回っていた、、

そんな頃、大きく予想を外してあるポイントに降りてしまった時の思い出である。

 

ここは太平洋に面したポイント

日本海側、薩摩半島西エリアの時化と違って"ウネリ"を主体とした波、、

 

サーフィン をする人は当然知っている事だが、

まとまってくる"セット"の大波が定期的に打ち寄せる為、釣り人の海難事故が絶えないエリアだ、、

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ポイントはクローズアウト、、、

屋久島の西部エリアと似ていて一枚岩の花崗岩

波は一枚岩をものすごいスピードで駆け上がり、過去に油断した自分も足を波にさらわれそうになった経験がある、、、汗

キャストすら出来そうもない危機管理能力の限界、そんな状況でした。

ただ、1箇所だけ本当に1箇所だけもしかしたら!ってポイントがあり

十分に気を付けながらキャスト!

しっかり潜らせ、サラシの最下層部を引いてくるイメージで誘っていると、、、。

ドスッ‼︎‼︎

圧倒的な力でくわえ込み、重く金属的な衝撃が手元に伝わってきた、、、

 

 

そして、今回も同じ所で僕等は繋がった、、

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お久しぶりですビックママ、、

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そんな1年越しの再会も180秒程でお別れ、、

別にタグ付けしてる訳でもないから、同じ個体なんて確率低いけど

そんなんじゃなくて、初めてきたポイントで出逢えた魚はやっぱり思い入れがあるし

自分はずっと覚えている。

 

そんな、釣りが自分をいろんな所へ連れて行ってくれてそこで出逢う全ての事を大切にしたい

それが自分なりの釣りと向き合う事だと思ってる。

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また来年、必ず来ます。

ありがとう、、

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会いたかった彼女にも逢えたし、宇宙に近い街ならではのエネルギー補給を済ませ

別の海へ向かうとしよう!

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日向灘の最南端に移動してきた

今回は磯歩きに潮位を合わせたので、潮は上げてきている状況、、
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テトラ横は終わりかけてるが、ワカポン寄りが良くなりそうな気配、、

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南国宮崎といえども3月の雨はまだ寒い、、

はい!セミドライです!

東北の人たちに笑われるか?w

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メローなグーフィーに、ショルダーの張ったレギュラーの波を楽しむ事ができた

やはりサーフィンは最高スッ!!

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そうそう、今回は数匹の磯ヒラを持ち帰った

せっかく頂く命、無駄にはしたくないと日頃から感じており

魚拓に挑戦した
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1枚目は全体にしっかり墨を乗せる
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2枚目は強調したい所だけ再度墨を塗り慎重に魚拓をとっていく、、
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縁取りがかなり難しい、、、
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人生初のヒラスズキの魚拓

これもまた一つ人生の目標達成だった

今後、魚拓にしたいと思う魚に出逢えたらまた挑戦していきたいと思う
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光紗と2人夜遅くまで、納得の一枚を求めて向き合い続けた

 

やはり難しく、最後まで納得いく一枚はとれなかった、、、

でも、ふとヘッドライトで周りを見回すと部屋中に広がった魚拓のヒラスズキ達はまるで"ダイヤモンド"の様にどれも輝いていた

 

ヒラスズキに尊敬の念を込めて、、、

『漆黒のダイヤモンド』